おなです。
増築工事での耐震金物について書きます。
地震の時、家の四隅部分(四つ角)はものすごい力がかかります。
その時に、基礎から四つ角の柱が離れないように ホールダウン金物を使用します。新築の現場で、基礎から長い棒が出ているのがそうです。ただ古い建物には、まだそんなに意識されていなかったのでない場合が多いです。
今回は後付けの方法で、ホールダウン金物を取り付けました。
家の土台の上から穴をあけ、その下の基礎コンクリートにも穴をあけます。科学反応式のケミカルアンカーを使用して、鉄のボルトをたたき込み、固定したのちホールダウン金物を取り付けます。
ここで肝があります。
それは掃除です。ケミカルアンカーは、埃のないきれいな状態でないと、力が発揮されません。
穴をあけたときの、穴の中の掃除はとて も大事です。そのため、ブラシでこすり、ストローみたいに細い筒を通うしてエアーで、埃を取り除きます。
これがやってもやっても出てくるので、嫌になって しまいますが、これをちゃんと面倒をみてあげると、アンカーの力を最大限に発揮してあげられます。
新築並みとまではいきませんが、相当強いです。ボルトを 締めてみるとよくわかります。
昔、若い時に掃除をろくにやらずこれをやって、痛い目にあったことがありました。やはり、面倒くさいと手間を惜しんでは、いいことありません。あたりまえのことを確実にやることは大事だと思います。
えらそうな事を書いてしまいましたが、今回はこれで